他館で製作された図書の紹介です。

５７－ＤＹ　惣目付臨検仕る～抵抗　上田秀人著　６時間４６分
将軍吉宗から職を解かれ、新たな役惣目付を任じられた水城聡四郎。江戸城すべてのものを敵に回すことになり、城内の魑魅魍魎が動きだした。一方、元御広敷伊賀者組頭の藤川義右衛門は、江戸から逃亡。新たなる奸計を練る…。

５８－ＤＹ　足軽仁義～三河雑兵心得　井原忠政著　　６時間３６分
喧嘩のはずみで人を死なせ、村を出奔した１７歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門に拾われる。家康と一向宗が対立し、熱心な一向宗門徒の次郎左衛門は一揆側に走った。茂兵衛も謀反人になってしまい…。

５９－ＤＹ　八本目の槍 今村翔吾著　１０時間５６分
秀吉の配下となった８人の若者たち。武勲を上げた７人は「賤ケ岳の七本槍」とよばれるように。己の望みに正直な男たちは、迷いながらも別々の道を進む。残りのひとり、石田三成は時代に抗い…。

６０－ＤＹ　風に訊け　空也十番勝負７ 　佐伯泰英著　７時間２４分　
数年にわたって修行の日々を過ごした西国を去ることに決め、福江島から船に乗り込んだ空也は、長州藩の萩城下に降り立った。町の道場を訪れると、図らずも藩主派と家老派による毛利家のお家騒動に巻き込まれ…。

６１－ＤＹ　心淋し川　西條奈加著　７時間３３分
江戸の片隅、小さなどぶ川沿いに並ぶ長屋の住民達は、人生という川の
どん詰まりでもがいていた。生きる喜びと哀しみを描いた連作時代小説。
第１６４回（２０２０年下半期）直木賞受賞。

６２－ＤＹ　熱源　川越宗一著　１５時間４０分
祖国を奪われたものたちの苦悩と再生。樺太で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフは故郷を奪われたポーランド人や、若き日の金田一京助と出会い、自らの生きる意味を見出す。

６３－ＤＹ　ホテル・ピーベリー　近藤史恵著　６時間２１分
ハワイで日本人夫婦が経営する宿に宿泊する男性。やがてそこに宿泊する一人が溺死し、一人がバイク事故で亡くなった。不穏な空気に充ちたミステリー。

６４－ＤＹ　ヴァイタル・サイン　南　杏子著　９時間５１分
終末期の患者が入院する病棟で看護師として働く３１歳の堤素野子は、休日も気が休まらない過酷なシフトをこなしていた。あるとき素野子は休憩室のＰＣで、看護師と思われる人物のツイッターアカウントを見つけ…。
医療小説。

６５－ＤＹ　鑑定人　氏家京太郎　中山七里著　９時間１３分
民間で科学捜査鑑定を請け負う氏家京太郎のもとに、凶悪な連続殺人犯の鑑定依頼が舞い込む。食い違う証拠に違和感を感じた氏家は犯人の体液の再鑑定を試みるが、何者かからの邪魔が相次いで。

６６－ＤＹ　流されて円楽に流れつくか圓生に　六代目　三遊亭円楽著　７時間１０分
貧乏な家に生まれ育った少年は、大学時代に五代目圓楽から誘われ弟子となった…。著者が、これからの落語界のあるべき姿と、己との関わりを語った自伝。