１-さんずい篇に日の下に皿(温)
読みはオン、ウン、あたたかし、あたたむ、ゆたか、ぬくい。
意味はめぐむ、おだやか、やわらぐ
名はナガ、アツ、ヨシ。
熟語は温火-オンカ-やわらかにあたたかき火。
温衣-オンイ-暖かなる衣服。
温念-オンネン-親切なる心。
2-さんずい篇に貝の横にリ(測）
読みはソク、はかる。
意味は水の深さをはかること。
熟語は測地-ソクチ-土地をはかること。
測天-ソクテン-天文をはかること。
測候所-ソッコウショ-気象の観測所。
３－さんずい篇に軍（渾）
読みはコン、にごる。
意味は水のまじること。
熟語は渾身-コンシン-からだ全体。
渾沌-コントン-天地の開け始めざる時、物事の判然せぬありさま。また、物事の区別の明らかならぬありさま。
渾渾-コンコン-流るること。
４－さんずい篇に古いの横に月（湖）
読みはコ、みずうみ。
意味は大池(おおいけ)なり。
熟語は湖池-コチ-みずうみといけ。
湖沼-コショウ-みずうみとぬま。
湖亭-コテイ-湖畔に立てるいえ。
5-さんずい篇に貿易の易（湯）
読みはトウ、ゆ。
意味は熱き水。
熟語は湯治-トウヂ-温泉に浴して病をなおすこと。
湯気-ユゲ-湯の蒸発気。蒸気。
湯剤-トウザイ-せんじぐすり。
これらの漢字は講談社の大辞典を参考にしました。
このページの先頭へ
阪神大震災からまもなく30年の節目を迎える。自然災害は今後もいつどこで発生するか分からない。備えはできているだろうか。住まいの安全確保や物資の備蓄はもちろんだが、日々の暮らしや復旧に必要となるお金についても意識しておきたい。
災害時に重要なのは何よりも「命を守ること」だ。地震に備えて家具の転倒防止策を施したり、避難経路を確認したりしておきたい。支援の手が届くまでの食料や水、日用品の備蓄も欠かせない。これらに加え、被災後の生活に困らないだけのお金も意識して準備しておく必要がある。
当面の生活資金として、手元には現金を数万円ほど置いておきたい。硬貨も用意しておくと、訪れた店舗が釣り銭対応できない際に助かる。
キャッシュレス決済が普及している今、普段はスマートフォンさえあれば困らないと考える人も多いだろう。ただ電力や通信の状況によってはいつも通りには使えないかもしれない。復旧までのつなぎという意味でも現金は準備しておくようにしたい。
ちなみに阪神大震災では発生直後に約260万軒が停電し、応急送電の完了に1週間ほどかかったという。昨年の能登半島地震は被災地域に山間部が多く、約9割復旧するまでに1カ月ほどを要した。
ただキャッシュレス決済も複数の手段を用意しておけば被災状況や復旧の程度に応じて使い分けられる。例えば店舗のQRコードを読み込む「ユーザースキャン方式」のコード決済ではスマホの通信がつながっていれば停電時でも決済可能だ。交通系ICカードなどで端末に触れる方式では店舗に電力があれば通信障害時でも決済できる。
預金はどうなるだろう。大規模災害時には各金融機関が対応し、通帳や印鑑がなくても本人確認さえできれば引き出せる。緊急時を想定して3〜6カ月分の生活費は用意したい。手元に置いておく人もいるだろうが、災害時に紛失したり、盗難されたりしないように注意したい。
住宅の再建にかかる費用も気になる。最初にしたいのは被災状況を写真で撮影して記録に残すことだ。支援制度はあるものの、記録しておかないと、申請に支障が出る例がある。片付けは撮影後に取りかかっても遅くはない。
住宅の被害の程度などを公的に証明する「罹災（りさい）証明書」は自治体に発行してもらう。様々な手続きの際に提出を求められる。ただ調査して全壊、半壊などと判断するので発行には日数がかかる。住宅以外、車や店舗などの被害証明には「被災証明書」を発行してもらう。保険金の請求などに使われる。
支援制度には例えば「被災者生活再建支援金」がある。住宅の被害の程度に応じて最大300万円が支給される仕組みだ。住宅が半壊などの被害を受けた際、日常生活に必要な最小限度の部分については「住宅の応急修理」という制度を活用できる。
他にも住宅復旧のために必要な資金を低利で融資してくれる「災害復興住宅融資」、官民共同で運営する「地震保険」がある。被災して住宅がなくなってもローンが残っていたり、仕事を続けるのが難しくなったりした場合、生活を立て直す助けにはなる。
最後に改めて、食料・水や日用品の備蓄、日々の安全対策には心を配りたい。大規模災害時、発生後72時間は人命救助を優先するため、支援物資はすぐ届かないかもしれない。3〜7日間は避難生活ができるようにしたい。
準備しておきたい防災グッズの例
携帯用：毎日の荷物に加えたい
・携帯トイレ、 不透明な袋
・飲料（水筒やペットボトル）
・ばんそうこう、 消毒スプレー
・モバイルバッテリー
・アルミブランケットなど
自宅で：緊急時に 持ち出せるように
・保存食や水（1人あたり3日分）
・懐中電灯、予備の乾電池
・救急セット
・万能ナイフ
・着替えや軍手、 スリッパ、 靴など
災害用伝言ダイヤル（１７１）の利用方法を確認・体験
〈使い方〉
（１） 「１７１」にダイヤル
（２） 録音は１、 再生は２
（３） 伝言を残したい電話番号（被災した自宅や相手）を入力
（４） ガイダンスに従って録音、再生
〈体験利用できるのは〉
・毎月1日、１５日
・正月三が日（１月1日～3日）
・防災とボランティア週間（１月１５日～２１日）
・防災週間（８月３０日～９月５日）
防災グッズは様々あるが、持ち歩きたいのが携帯トイレだ。スマートフォンは今や欠かせないので、モバイルバッテリーも持っておこう。軽くて寒さ対策になるアルミブランケットも便利だ。自宅には保存食や水。消費と補充を繰り返して常に一定量を備蓄する「ローリングストック」の考え方を取り入れたい。
災害用伝言ダイヤル（171）についても知っておきたい。毎月1日、15日や「防災とボランティア週間」などに体験利用できる。実際に使っておけば、万が一の際、家族や友人と連絡を取り合える。
（ファイナンシャルプランナー 森文子）
（2025年1月10日付 日本経済新聞電子版他より）
このページの先頭へ
目や鼻、口などの特徴から個人を特定する「顔認証」は、今やほとんどのスマートフォンに標準搭載されている、私たちの生活に欠かせないテクノロジーの一つだ。そんな顔認証技術の現在地を探った。（林尭志）
「入場渋滞」なくす
訪ねたのは、東京都港区にあるNECの本社ビル。1989年に顔認証技術の研究開発を始めた同社は、米国立標準技術研究所が主催する精度評価試験で世界一を８回獲得するなど、国内外の顔認証研究をリードしてきた。
照合用の顔写真を１枚撮ってもらい、体験施設に入った。目に飛び込んできたのは、今年９月に国内外で販売が始まったばかりという「ゲートレス生体認証システム」。主に空港やテーマパークなどの入場管理を想定した機器だ。頭上に１台のカメラと横長のディスプレーがあるだけで、行く手を遮るものはない。
ＮＥＣが開発した「ゲートレス生体認証システム」では、頭上のディスプレーに顔認証の結果が緑と赤のマークで表示される（東京都港区で）。
広報担当者から「一緒に歩いてください」と説明を受けて並んで進むと、ディスプレーに緑と赤のマークが表示された。緑が先ほど顔写真を登録してもらった記者で、赤が担当者だ。
システムは、カメラの撮影範囲を通り過ぎるだけで、顔写真を事前に登録した人を瞬時に見分ける。テーマパークなどでは、チケットを持つ人の顔写真を登録しておけば、入場の可否を判断できる。
認証できるのは１分間に約100人。記者がマスクを着用したり、小走りで通り抜けたりしても認証された。現場では、人波で顔が一時見えなくなることもあるが、服装や体形などの特徴から捕捉できるという。
新型コロナ禍で非接触で本人認証を行いたいというニーズが増え、顔などを使った生体認証の導入が進んだ。NECの技術は、成田空港など国内外の空港で入国審査や税関手続きに活用されており、2025年大阪・関西万博での入場管理や店舗決済にも導入されている。
これまで、入場「渋滞」にモヤモヤした人も多いだろう。来場者のストレス軽減と、係員の作業効率化が期待できそうだ。
ＡＩで判定
そもそも顔認証技術とは、どのような仕組みなのか。NECで生体認証事業を担当する高島慎也さんによると、〈１〉顔の検出〈２〉顔の特徴を数値化〈３〉顔の照合の３段階で行われる。
まずは、静止画や動画の中から人の顔を探し出し、顔の大きさや傾きなどを修整する。次に目や鼻、口などの形や位置関係といった特徴を数値化する。最後に、人工知能（ＡＩ）を使って、検出した顔と、事前に登録された顔の数値を比較し、同一人物か判定する。
「私たちは記憶の中にある顔の特徴と照らし合わせることで、目の前の相手が誰なのか見分けている。システムも同じことをしています」と、高島さんは説明する。
日進月歩で精度向上
気になるのが、認証精度だ。SNSに投稿された写真や、生成ＡＩで作った本物そっくりの偽画像「ディープフェイク」を使い、本人確認が不正に突破されることはないのか。高島さんは「詳しい手法は明かせませんが、悪意を持った使用への対策も進め、認証精度を上げています」と話す。
例えば写真を使ったなりすましに対しては、顔の凹凸や奥行きを捉えられる赤外線センサー搭載カメラなどを使うことで、立体的な顔と平面的な写真を判別できるようになった。NECは20年、顔と瞳孔を取り囲む虹彩を組み合わせた生体認証システムを開発し、誤認証率を100億分の１まで抑制したという。サングラスやマスクをしていても見分けられる。
顔認証は進化を続けているが、悪用を許せば影響は大きい。私たちの生活をどう変えていくのか、注視していきたい。
高齢者の認知機能笑顔から推定
顔認証技術を応用し、高齢者などの認知機能の推定に役立てる試みも始まっている。
通貨処理機大手のグローリー（兵庫県姫路市）は、日本IBM（東京都港区）、順天堂大と共同で、タブレット端末で撮影した顔の表情変化と自動音声との会話から認知機能を推定するＡＩアプリを開発。昨春には、三菱UFJ信託銀行が高齢の顧客に金融商品を案内する際の参考情報として試験的に活用した。今後、本格的な導入を検討する。
アプリの要は、グローリーが手がけてきた笑顔の度合いを数値化する顔認証技術だ。認知症患者は表情が乏しく、笑顔を作るのも難しくなるとされる。アプリではそうした特徴を表情から読み取るなどし、認知機能の状態を15段階で測ることができる。
順大の服部信孝主任教授（神経学）によると、医師の診断結果に対するアプリの推定結果の一致率は約90％（アルツハイマー型認知症）で、「医療現場でも有効な診断ツールになり得るレベル」といい、今後実用化を目指す考えだ。
＜以下は記事の補足 ＡＬＳＯＫのホームページより引用＞
「顔認証」と「顔認識」の違い
顔認証と混同しやすい画像処理技術に、「顔認識」があります。顔認識とは、画像から人の顔がどこに写っているかを検出し、検出された顔画像から性別・年代・表情（笑顔、泣き顔など）などを判別したり、特定の個人を認証したりといった次の処理を行うための前工程として区分されることが一般的です。
一方で「顔認証」は、検出した顔の特徴情報をもとに、あらかじめ登録されたデータと照合し、特定の個人の特徴であることを認証する生体認証技術の1つです。顔認識が顔の検出を行うことが主な目的であるのに対し、顔認証はセキュリティ対策として本人認証を目的としている点が大きな違いといえます。
顔認証以外の生体認証技術としては、指紋認証、声紋認証、手の静脈認証や眼球の虹彩認証などがあります。顔認証は、他の認証技術と異なり、デバイスへの接触が不要で、持ち物などで手がふさがっていても認証処理できる点や、立ち止まらなくても認証処理ができる点が挙げられます。また、顔認証は画像処理技術の向上により複数人の認証処理を一度に行うことも可能になってきています。
参考：私たちの生活どう変える？顔認証、写真１枚で特徴把握 (読売新聞オンラインより引用)
顔認証システムの仕組みとは？導入のメリットや選定のポイントを解説（ALSOK HPより引用）
このページの先頭へ
●吉祥の急須とともに星に願いを込めて
7月７日は七夕。中国から由来した伝統的な行事で、五節句の
ひとつです。夜空を煌めく天の川に想いを馳せながら、今年は何を願いましょうか。
家内安全、健康第一、趣味上達・・・・・・。短冊に込める願いはさまざまです。
願いをしたためたら、お茶でひと休みしましょう。
吉祥紋の七宝が描かれた急須で淹れれば、願いもいっそう叶う気がします。
今宵はどうか満天の星空でありますように。
●あたたかいお茶がよい理由
東洋医学に学ぶ夏のお茶養生
東洋医学を知るキーワード
人間と自然は同じ！
不調を防ぐには夏が要
今年も暑い夏がやってきました。
活発なイメージのある季節ですが、実は夏になんとなく不調を感じる人が多いことをご存知でしょうか。
東洋医学では「未病」という、健康から病気に向かっている状態を意味する言葉があります。
病気になってしまってからでは治療が大変ですが、その手前の「なんとなく」の不調を改善させることが大切です。そのためには、一年の中でも、もっとも夏の対策が必要だと教えてくれたのは、京都でお灸サロンを開いている東洋医学の専門家「お灸堂」の鋤柄誉啓（ｽｷｶﾗﾀｶｱｷ）先生です。
「東洋医学の考え方で、自然と人間の“気”は同じ作用をもたらす、天人合一思想というものがあります。木や花は、あたたかい季節は活動的で、寒い季節はエネルギーを蓄えます。そうした自然の摂理は人間も自然の木や花も同じなのです。」
木や花が季節に合わせて姿を変えるように、人間のからだも自然の移り変わりに合わせて、衣類や食べ物、生活のあり方を見直して変えていくのが必要だそうです。
天人合一思想
人と自然との関係を表す考え方。
東洋医学において、人体の機能と天地・自然は相応している、一体であるとする。例えば、春になると木は葉を生い茂らせ花を咲かせる
活動期。
冬になると葉を落として活動を低下させエネルギーを蓄える時期。
人間のからだも同じで、活動期とエネルギーを蓄える時期がある。
気(き)・血(けつ)・水(すい)
「気(き)」は目に見えない生命のエネルギー。「元気」の気、「気力」の気であり、人の原動力。
「血(けつ)」は全身を巡ってさまざまな栄養を届ける。
「水(すい)」は血液以外の体液全般。からだを潤し、余分な熱を冷ます機能も。
これら３つが互いに影響し合い、バランスよくあることで健康を保つことができる。
●夏こそ「冷え」が大敵な理由
『養生訓』にも記された夏の保養の大切さ
夏の不調といえば、暑さからくる夏バテ、食欲がなくなったり、吐き気や下痢をもよおしたりといった症状が挙げられますが、これらはすべて「冷え」が関係していると鋤柄先生は言います。
「”冷え”と聞くと、冬の時期の冷え性を想像する方も多いですが、夏のからだは冷えることしかありません。というのも、気温や体温が上昇し、暑くて汗をかきますよね。からだは汗をかくことで熱を放出して冷まそうとするのです。それ自体はとてもよいのですが、からだの機能として冷ましているところに、強制的に冷たい飲み物や食べ物、クーラーなどの冷房で必要以上に冷やしてしまうのがよくありません。とはいえ、クーラーを我慢して熱中症になるトラブルも多いです。快適に過ごすために、冷房を適度に注意して使用することが大事です。」
「冷え」は万病の元。気(き)や血(けつ)のめぐりが悪くなり、病気や不調につながります。また、冬に冷え性に悩む人は、夏の疲れや不調を引きずっている可能性があると鋤柄先生。
「一年の気の流れは、夏がもっとも活動的で冬に落ち込みます。
なので夏に気のめぐりが滞り不調になると、次の季節にも引きずってしまい、その影響が出ていると考えられます。」
江戸時代の儒学者・貝原益軒による健康・長寿を保つための心構えを記したベストセラー『養生訓』には「四時の内、夏月、尤も保養すべし」とあります。夏は「霍乱(かくらん)・中暑(ちゅうしょ)・傷食(しょうしょく)・泄瀉(せっしゃ)・瘧痢(ぎゃくり)の病、おこりやすし。（中略）夏月、此病おこれば、元気へりて大(おおい)に労す。六・七月の酷暑の時は、極寒の時より元気へりやすく保養すべし。」とあります。霍乱は嘔吐や下痢、今でいう急性腸炎、中暑は夏バテ、
泄瀉とは下痢を意味し、今日にも通じる症状なのがわかります。
「必要以上に冷ますことを避け、あたたまっている自然のリズムに合わせて、人のからだも適度にあたためてあげることが大切です。」
そこで鋤柄先生がおすすめするのが、「お茶養生」です。
月刊「茶の間」より引用しました。
このページの先頭へ
ツアーの行程：1日目 大阪空港から山形空港、バスに乗り換え蔵王連峰 刈田岳(かっただけ)山頂
蔵王温泉泊、2日目 米沢を通り裏磐梯、会津若松、鬼怒川温泉泊、3日目 日光、羽田空港から大阪空港
1日目
山形空港に着いた頃は蔵王の連山は霧に包まれていた。蔵王エコーラインを通り、刈田岳山頂に着いた。幸運にも霧は晴れて、蔵王のシンボル「お釜」(火山の噴火口に水がたまったカルデラ湖で、釜のような形をしていることから名づけられた)が見えた。湖面は太陽の光を浴びて色が変わるので、五色沼とも言われる。バスは引き返して蔵王温泉に向かう。ここの温泉には露天風呂があり、この場所は噴火口の跡とも言われている。残念ながら入ることはできなかった。
2日目
バスで南下して裏磐梯へ向かう。ここでは本家「五色沼」(正式名称は毘沙門沼(びしゃもんぬま)に立ち寄り、会津若松に向かう。鶴ヶ城を見学。鬼怒川温泉に向かい更に南下。
3日目
日光に向かう。きらびやかな東照宮を見学。新いろは坂を登り、中禅寺湖、華厳の滝を見学して、羽田空港から伊丹に帰り、旅は終わりました。東北の旅は長時間バスに乗る長距離型の旅になるので、乗り物に弱い人は要注意。
このページの先頭へ
今回は、堺市出身の落語家 六代 桂文枝（ろくだい かつらぶんし）さんです。
六代 桂文枝（ろくだい かつらぶんし）
学生時代、関西の大学では珍しかった落語研究会「落語大学」を創部し、浪漫亭ちっくを名乗って活躍。23歳で落語家になってからは、テレビの黄金時代を築き、落語家さんたちの活躍の舞台を広げることに貢献されました。
六代 桂文枝の経歴
1943年7月16日生まれ、大阪府堺市生まれ。血液型O型。1966年、関西大学在学中に、桂小文枝（故・五代目桂文枝）に入門。三枝と名付けられる。1967年、ラジオの深夜番組に出演、 1969年にテレビの司会に抜擢されてから、数々のレギュラー番組を担当する。1981年「創作落語」を定期的に発表するグループ・落語現在派を旗揚げし、現在までに300作以上の作品を発表。二度の文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞した。2003年上方落語協会会長に就任。上方落語の定席「天満天神繁昌亭」建設に尽力した。 2006年秋には紫綬褒章を受章, 2007年には菊池寛賞(きくちかんしょう)を受賞。2012年7月16日、六代桂文枝を襲名。
「オヨヨ」「グー！」「アリィ」「みじめ」などの流行語も大ヒット。多分野にわたるたくさんの人との出会いが、やがて三枝ワールドともいうべき創作落語へとつながっていきます。
（六代 桂文枝 公式HPより）
サピエに次の図書がありますので、是非読んでみてください。
①桂三枝のああ夫婦～『新婚さんいらっしゃい！』でわかった幸せの法則
桂三枝著 デイジー全１巻/点字全２巻 2007年
②桂三枝という生き方 桂三枝著
デイジー全１巻/点字全５巻 2005年
③阿川佐和子のこの噺家(はなしか)に会いたい 阿川佐和子著
デイジー全１巻/点字全４巻 2022年
ほかにも桂三枝大全集など創作落語を演じたCDが多数あります。
このページの先頭へ
わこさんの「健康道場」は「急須茶のある暮らし」です。かずさんの記事は「私たちの生活どう変える？顔認証、写真１枚で特徴把握」です。
どうぞご期待ください。
いよいよ夏ばての季節となりました。
酷暑の候、いまだ夏ばてしていない人も、これ以上進行しないためにもメソッドについて情報提供したいと思います。
生活リズムを整える
朝に太陽の光を浴びると、ずれた体内時計がリセットされる他、夜に自然と眠くなるようにホルモンが分泌されるようになり、自律神経のバランスが整います。
また、朝食をとることも大切です。
冷房で身体を冷やさない
室内外の激しい温度差は、自律神経のバランスの乱れを引き起こす原因です。自律神経は汗の量を調節することで体温調節をおこなっています。急激な温度変化が1日に何度もあると、体温調節のために神経が過剰に働き、疲れる原因に。
冷房などを利用する場合は、外との温度差が極端に大きくならないように調節すると良いです。また、冷房の風が直接当たると体が冷えすぎてしまうので、羽織るものを用意するか、風向きを調整しましょう。
入浴時は湯船に浸かる
夏は暑いと、ついシャワーで済ませてしまうかもしれませんが、先ほど述べた通り就寝1時間ほど前に湯船に浸かると、眠りにつく頃には深部体温がスムーズに下がって睡眠の質が向上します。また、人の体は、体温が下がると自然と眠くなります。
40度くらいのお湯で10分ほど入浴すると、眠るために最適な体温変化を促すことができます。
睡眠をしっかりとる
自律神経の働きを整え、疲労を溜めないために、規則正しく十分な睡眠をとりましょう。睡眠不足は、交感神経の活動を活発にしてしまい、自律神経のバランスが乱れる原因に。
寝苦しさを緩和するために、環境を整えることも大切です。寝具は夏用のものを使用し、扇風機などで室内に空気の流れを作ります。ただし、体に直接風を当てると、体が冷えすぎたり、水分が奪われて脱水になることもあるので、注意しましょう。
夜間に十分眠れなかった場合は、15分ほどの短い昼寝も疲労回復に効果的です。
適度な運動を心がける
夏は、活動量や食欲の低下などで体力が落ちやすいので、適度な運動で体力を維持しましょう。運動によって、体力向上、自律神経のバランスの調整、睡眠の質の向上などが期待されます。
「外に出るなんて無理…」という人は、エレベーターではなく階段を使う、休憩時間に歩く、テレビを見ながら軽いストレッチや筋トレをするなど、できることを行ってみましょう。
外出の際は、帽子や吸湿性・速乾性のある衣服を着用する、飲み物を持ち歩くなど、熱中症対策を忘れずに。
こまめに水分を補給する
熱中症予防のためにも、こまめに水分・塩分などを摂りましょう。
経口補水液ならば、水分・塩分の他、電解質の役割を果たすミネラルを一度に補給することができます。
特に朝、補給しておくと熱中症予防にも効果的です。また、炎天下で外にいる際や運動時、起床時や入浴後は補給を意識しましょう。アルコールは、水分補給にはなりません。かえって脱水を起こす危険があるので、注意してください。
高齢の方は、のどの渇きを感じる前からこまめに水分を摂ることが重要です。汗をかいていない場合は、水やお茶でかまいません。
糖尿病の方は、スポーツドリンクだと血糖値が上昇してしまうため、糖分の入っていない水分を摂りましょう。
栄養バランスの良い食事を心がける
疲れにくい体づくりのためには、栄養バランスの良い食事も大切です。疲労回復に必要な糖質を適度に摂取した上で、タンパク質・ミネラル・ビタミンもしっかりとることが重要です。
また、スパイスなどの香辛料は食欲増進の効果が期待できるので、カレーやエスニック料理などを取り入れるのもおすすめ。
次に、夏バテ対策に役立つ食べ物をご紹介するので、参考にしてください。
夏バテに効果的な栄養素と食べ物
夏バテに陥ると、そうめんやゼリーなど軽めのものを好んで食べる人が多いと思いますが、どうしても栄養が偏ってしまうもの。バランスの良い食事をとるように意識しましょう。
・ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質を体内でエネルギーに変えるために不可欠です。また疲労や体のだるさ、食欲不振の予防にも役立ち、夏バテ対策に重要な栄養素といえるでしょう。ところが、ビタミンB1はその働き・性質などさまざまな理由から不足しがちです。例えば糖質の摂取量が多いと、エネルギー変換のために多くのビタミンB1が必要となります。また、ビタミンB1は水溶性で加熱にも弱いため調理で失われがちです。さらに1度に吸収される量に限度があり、体内に蓄えられにくい性質もあります。不足した状態が続くと、イライラしやすい、集中力が落ちるなどの症状が現れることも。意識して摂取するようにしましょう。
【ビタミンB1を多く含む食品】
豚肉、うなぎ、玄米、ごま
・タンパク質
タンパク質は、筋肉をはじめ、皮膚や髪など体の元になる栄養素です。
食事から補給するタンパク質が足りないと、筋肉を分解してタンパク質を取り出す仕組みが体に備わっています。さらに不足すると、疲労や体力低下をもたらし、夏バテの原因に。夏は不足しないよう、特に注意しましょう。
【タンパク質を多く含む食品】
肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品など
・ビタミンC
ビタミンCは、細胞の酸化を防ぐほか、コラーゲン合成に関わることで筋肉や血管を丈夫にする働きがある栄養素です。
また、ビタミンCはストレスに対抗するホルモンの合成を促す働きもあります。紫外線や睡眠不足、疲労など多くのストレスにさらされる夏には、ビタミンCの消費量が増えるので、不足しないよう補給を心がけてください。
【ビタミンCを多く含む食品】
キウイフルーツ、レモン、パプリカ、ブロッコリーなど
夏バテ対策は生活習慣の見直しから！時には栄養ドリンクなどの力を借りてみて
バランスの良い食事は、夏バテの予防と改善に関係します。冷房の使い方を見直す・運動や睡眠といった生活習慣を整えるなど、自律神経のバランスを乱さないことも大切です。食欲がない場合は無理をせず、疲労の回復や予防、身体のだるさに効果がある栄養ドリンクやビタミン剤を活用し、不足しがちな栄養素を補うのも一つの手。ご紹介した対策も取り入れて、夏バテを乗り切りましょう。
＜参考文献＞
文部科学省：食品成分データベース
https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html
厚生労働省：熱中症予防のための情報・資料サイト
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/
アリナミン製薬株式会社HP「疲れの情報局」より一部引用しました。
https://alinamin.jp/tired/measures-natsubate.html
読者の皆様にはどうぞご自愛ください。
このページの先頭へ